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危ない「トレーニング」

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(27年11月20日現在)

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それにしても、今は「トレーニング」って言葉が流行っていますね。英語学習法でも、「○○トレーニング」というのをよく聞きます。また、多読のことを知って、多読多聴をご自身でも始めてみようという先生方も最近では増えているようですが、「多読多聴トレーニング」と言う人が残念ながら多いのです。

 

これ、違います。多読は決してトレーニングではありません

 

私は、国語学習にトレーニングは禁物だと思います。

 

びっくりする人が多いと思いますが、よく考えてください。母語を習得するとき、トレーニングしましたか?もちろん、仕事で人前で話したり、文章を書いたりする人、また、受験の前などは、トレーニングが必要でしょうが、普通に母語を「使う」ためにトレーニングした人はいないと思います。ただ単に、生活していただけです。

 

外国語もそれと同じ。受験や、スピーチ等をするという場合以外は、「トレーニング」ではなくて、「使う」ことで身につけるのが王道です。この記事をもう一度読んでみてください。1~3、つまりMeaning-Focused Input/Output, Fluency Developmentはトレーニングではなく、「目的をもって言葉を使う」ということなのです。多読・多聴も、「読みたいから読む、聞きたいから聞く」が原則です。

 

もちろん「読む必要があるから読む」ということもあります。しかし、この場合も「読解力を鍛えるために読む」のではありません。トレーニングが目的になってはダメです。読みたいから、読む必要があるから読む。その結果として読解力がつくのです。

 

長年英語を教えて、かなりの英語力がある先生も「まだまだ自分はトレーニングが必要だ」という方も多いようです。先生としては本当に尊敬に値するくらい素晴らしいと思うのですが、先生が「トレーニングしなければ英語は上達しない」という発想だと、生徒にトレーニングばかり課して、楽しく「使う」機会を与えなくなってしまうのではないでしょうか。また、先生自身、英語は「学ぶ」ものであって、日常で使うものではない、という発想になってしまっているのではないでしょうか。

 

一般のみなさん、受験生のみなさんも、「トレーニング」という発想を捨てて(私はよく生徒に「邪心を捨てる」と言っています)、目の前にある英語に無心で触れてみませんか。英語を通していろんな世界が広がっているのがわかると思いますよ。トレーニングなど無視して、直接その世界に入ってしまいましょう。

 

「ゆるなが」「やさたく」で、英語を使いましょう!

 

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