発音記号の呪縛。。。
くどいですよね。
でも、ご意見をいただくのです。専門家の方から「お前頭おかしいんじゃないか、発音記号使わなきゃ、日本語にない英語の音を身につけられるわけないじゃないか!」と批判されるのは最初からわかっていたからいいんですけど、英語を使えるようになりたいという、イノセントな日本人の方からも「でも、やっぱりちゃんとした発音を覚えるには必要なのでは」と言う意見をいただきます。
発音記号は絶対必要だという英語の先生も、母音の違いなんて聞き分けられないんですよ。
あ、言っちゃいました。信じられない方、身近な英語の先生や専門家の方に、次のテストをしてみてください。
American English Vowels - IPA - Pronunciation - International Phonetic Alphabet
この動画に出てくる、以下の「音」を先生に聞かせて、発音記号を書いてもらってください(当たり前だけど画面見せちゃダメですよ。答えが書いてあるんだから)。
1)1:30からの「アー」
2)1:43からの「アー」
3)1:57からの「ア」
4)2:21からの「エ」
※ちなみに、カタカナは混乱させるために書いています。意地悪な方は「次の『アー』は、どの発音記号でしょうか」みたいにやると、さらに間違える可能性が高くなりますよ。
全部正解した先生が「発音記号が必要だ」というのであれば、素直に発音記号勉強しましょう(笑)。
え?お前はできるのかって?
できるわけないじゃないですか。でも、英検1級も受かったし、TOEICのリスニング問題はパーフェクトでしたよ。
だって、リスニング力って、こんな個々の音を聞き分ける力とは全く別ですからね。
「でも、あなたの発音では通じないのでは?」
いや、通じてますよ。だって、英検1級はスピーキングテストあるし、いつも英語で話して「え?何?」って言われることも「たまにしか」ないですよ(日本語でも「え?何?」って、聞かれることあるし)。
「でも、あなたは発音記号はわかるんでしょ?発音記号で、発音の違いを勉強したんでしょ?」
まぁ確かに。
でも、そんな細かい発音気にしなくても絶対に通じますよ。だって、文脈があるでしょ。「暑いねー!」といいたくて It's hot. と行ったときに、「え?帽子?」って勘違いされることってあると思いますか?I love my cat.って言ったのを「え?切り傷が好きなの?」って誤解する人いますか?Give me that cup. (コップとって)と言ったら、「え?警官?どこにいる?」って誤解する人いますか?
別に細かい発音の違いを「完璧に身につけたい」というのであればとめませんけど、その時間と労力を「楽しく使う」ことに費やしたほうが、人生楽しいと思いますよ。