受験勉強の王道
大学入試に向けて勉強している(あるいはこれからする)受験生と、その保護者の方以外は読まないでください。
高校に入ったわが息子。新入生説明会の日の夜、こんなこと言ってきました。
「ねぇ、英語の教科書11冊もあるんだけどさぁ、おかしくない?これ3年まで入ってるの?」
赤枠の中がすべて英語です。数えたら確かに11冊。。。
高3の息子を持つ友人は、教材販売のお知らせを見て激怒!!!
「もう我慢ならん。1年、2年と毎年10冊以上買わされて、高3になったらもっと多い。それも同じようなものばかり何度も何度も!その上、息子は『先輩も、友達もみんな予備校行ってるからオレもいく』だと!あんたも英語教師だったら何とかしなさいよ!」
すいません。
自分の卒業生にも勉強法を聞いているのですが、買わされた問題集を全部やった生徒などいません(私が聞いた範囲では)。実は以前、高2の娘の例をあげ、さらに卒業生から聞いた話しをあげて「買わせる教材を減らして少数のものを徹底的にやらせたほうがいい」と提案したのですが、猛反対されました。。。私は民主主義を尊重するから従わざるをえないのです。
罪滅ぼしに、受験勉強の王道をお教えします。これは私の研究と思い込みだけでなく、多くの卒業生から聞いた結果をもとにしています。
長文(これが一番大事)
・辞書使いながらでいいからたくさん読む。内容を理解することに集中する(日本語訳にはとらわれすぎないように)。
・多読。簡単に読めるものをたくさん。辞書は使わない。
・日本語で新聞、ニュース系雑誌、ノンフィクション系の本を日常的に読んで、背景知識、一般教養を(このブログの「楽」単カテゴリーも利用してください)。
文法
・同じ問題集を繰り返しやる。2回目以降は間違えたところ中心。間違えた問題のところにはポイントを書き込んでおくと頭に入りやすい(と卒業生は言っていました)。
※近年の入試問題は、文法問題が減っています。2016年センター試験も、200点中44点です。文法の勉強が中心になってはダメです。
単語・熟語
・長文や文法の勉強をする中で覚えていくのが王道。単語集で暗記するのが苦痛でない人は、スキマ時間でやってもいい。
※単語の勉強をしてから、長文・文法をやろうとするのは絶対間違い。長文、文法の勉強をやっていないと単語集を見ても頭に入ってこない(と卒業生は言っていました)。
過去問
・やりまくる。辞書つかいながらでいいから。間違って、さらに間違った理由がわからないところは先生に聞く(先生は個別に質問されるとうれしくなる人種なので遠慮しないで)。
ご質問があれば、コメント欄にどうぞ。
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