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金髪青い目のネイティブ・スピーカー

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エレン先生ってご存知ですか?話題沸騰中(笑)の英語の先生です。

ー確かに生徒たちの関心も高まるかもしれませんね!
ーはい。東京書籍さんからも、もともとはそのような意図でお話をいただきました。

 

かわいいイラストで生徒の関心が高まるのはいいでしょう。しかし、しかし、これめちゃくちゃ問題ですよ。やばい。危険です。ことによっては、東京書籍さん訴えられますよ。問題は、この登場人物設定です。

 

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英語の先生→金髪青い目のアメリカ人

グローバル化の象徴→金髪のカナダ人とインド人の生徒

サッカーコーチ→ひげもじゃのブラジル人男性

日本在住?の若者→金髪のオーストラリア人女性

優秀な兄さん→オーストラリアに留学中

優秀な姉さん→ロンドンで働いている

 

何が問題かって?

 

英語は国際共通語!

英語圏だけの言葉でははい!

英米豪加のには金髪、青い目でない人もいっぱいる!

ブラジルはサッカーだけの国ではない!

英米豪以外で留学したり働いている日本人もたくさんいる!

 

 

これが中学校の「必修科目」の教科書であることが恐ろしいんです。この教科書で英語を教わることで、いろんな「刷り込み」がされることが心配です。

 

「英語を話すのは金髪の英・米・豪・加人」

「インド人も英語を話すが、地位はアメリカよりも下(先生でなくて生徒)」

「海外で仕事=アメリカかイギリス」

「留学と言えばオーストラリア」

「サッカーといえばブラジル→ひげもじゃ男(ラモス?)」

 

こんなracial stereotypeを刷り込むのが、グローバル化に対応した教育ですか?私は出版社を責めているわけではありません。出版社は当然売れる教科書を作らなきゃいけませんから、こういうイラストを使ったのは営業努力として評価してもいい。しかし、この構想を考えた教科書執筆者と、採用する教育委員会(中学校は学校でなく教育委員会が採用しますので)は、教育者として疑問に思わなかったのでしょうか。「グローバルな視点」で見たら、この設定、完全にpolitically incorrectだと思うのですが、いかがでしょうか。

 

声を大にして言いたい。

 

英語は金髪ネイティブ・スピーカーの言葉ではない!

 

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