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テストは危険!

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今、英語教育現場では「大学入試改革」がもっともホットな話題になっています。

簡単に言えば、

 

日本人が英語ができないのは、大学入試が読解や文法に傾いているから。大学入試にスピーキングやライティングなどの「発信型」技能も入れれば、日本人は英語が使えるようになる

 

という発想です。

 

結論から申し上げましょう。大学入試をいじるくらいでは、絶対に日本人の多数が英語を使えるようにはなりません。なんて、英語教育界で発言するとすぐにいろんなところから反論が来ますが、じゃあ20年後にもう一度お会いしましょうよ、と言っておきます。

 

このブログでもさんざん言っていますが、英語が使えるようになるために必要なのは、この2点。

 

やさたくで、Exposure(浴びる)

ゆるながで、Experience(使う)

 

※以下の記事、まだ方はお読みください。

やさたく!(やさしいものをたくさん!)が「科学的学習法」

完璧主義が諸悪の根源 Ambiguityを大切に!

 

しかし、テスト、特に大学入試は「選別」で使うもの。だから「やさしいものを」ではテストになりません。また「正解」しなきゃいけないので「ゆる」でもダメです。

 

テストを目標にいくら英語を勉強しても英語が使えるようにはならないのです。

 

専門家の方も当然それはわかっているはず。実際に、TEAPという新しい大学入試テストを開発した上智大学の吉田研作先生も、講演会で私がこのことを質問したときには

 

「私もテストはないにこしたことがないとは思っている。しかし現実的には全くなくすわけにはいかないから、少しでもいいものをと思って開発した。」

 

とおっしゃっていました。

 

実は私は「現実的にはなくすわけにはいかない」の部分にも反対なんですが(ご興味がある方はこちらの記事をお読みください→入試英語廃止は暴論か? - 目からウロコの英語教育)。

 

で、みなさんの中にも、英検やTOEICを目標に英語の勉強をされている方も多いと思いますが、、、

 

今すぐやめましょ。

 

そもそも英検やTOEICというのは「英語がどのくらい使えるか」を測るものですよ。目標にして勉強するものではありません。順番が逆なんです。本来は、ガンガン使う、のが一番のテスト対策なんです。実際私自身、「やさたく」「ゆるなが」で3年間使いまくってから「ノー勉」で受けたら、英検1級パス、TOEIC990でしたよ。

 

英語を使うことより、テストの点をあげることの方が大切と思う方は別に止めませんけど。。。

 

あと、大学入試を控えている高校生のみなさん。合格するためには入試対策は必要ですからね(笑)。それでも「やさたく」「ゆるなが」を平行してやったほうが絶対に効率的です。詳しくはこのブログの「大学入試」カテゴリーの記事をお読みください。

 

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