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多読では「単語力」がつかない?

多読をするときには、

 

辞書を使わず、

わからない語句は飛ばして、

 

読みます。要するに、母語で読書をするときのように読むんです。単語が全然わからないような文章はほとんど理解できません。だから、簡単な本からはじめるのがいいんです。

 

こういうと、

 

いつまでたっても単語力がつかない

 

と、ほとんどの英語の先生は言います。

 

多読「だけ」で単語力がつく、という専門家もいますが、そのためには母語と同じくらい浴びてなければダメでしょう。日本で英語をやるという状況を考えたらやはり多読「だけ」で使える単語を増やすのは無理だと思います。だから、辞書を使ったり、先生に教えてもらって覚えることも必要でしょう。

 

問題は「バランス」です。今までの英語学習では「勉強して覚える」ことが100%であって、自分の好きなものを「読む」「聞く」といった、Meaningful Useをほとんどしてこなかったんです。だからいくら勉強しても使えるようにならない。大学受験のために必死で英語を勉強して合格した人が、大衆小説1冊すら英語で読んだことがない、読めない、というのが悲しい現実なんです。普通に考えたら入試レベルの文章を読むことができれば小説くらい楽に読めるはずなんですけどね。

 

ですから、多読を中心として、少しは「お勉強」もする。これが一番効率的だと思いますよ。高校生のみなさんだったら、高1~2年は多読をたっぷりして、勉強面はテスト前に教科書の範囲をしっかり覚えるだけでいいと思います。そして、受験生になったら、多読の割合を減らして勉強の割合を増やす(多読は全くやめてしまうのはよくないと思います)。そうすれば「勉強100%」の人よりも効率的に成績を上げることができるでしょう。

 

そして「勉強」する時も、ポップアップ辞書やiPhoneの辞書を使ってサクサクやるのがいいですよ。この記事↓も参考にしてください。

mekarourokoeigo.hatenablog.com

 

またiPhoneでは英語を読み上げてくれる機能もあります。単語を発音させてもいいし、文章を読ませてもかなり自然に読んでくれます。こんな時代に「発音記号」で発音を覚えるなんてナンセンスですよ!