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ユメタン、シスタン、ソクタン、キクタン、全部捨てよう!

 大学合格を目指す受験生のみなさん。 英単語の本は今すぐ捨てましょう。 いや、せっかく買ったものを捨てることはないですね。とりあえず受験直前の12月までは見るのはやめましょう。

 

 もちろん、入試に合格するには、単語はたくさん知ってなきゃダメです。しかし、単語本で丸暗記というのは、時間との戦いである受験生にとって効率が悪すぎます。 じゃあどうやって覚えればいいか。たくさん読むんです。辞書を使いながら。

 

 確かに辞書を使いながら読むのは面倒くさいですよね。だから、まずは、そんなに知らない単語がない長文からやればいい。進学校で、高1、高2と教科書をやってきたら、センター試験の長文だったら、知らない単語だらけということはないでしょう。センターが難しすぎなら、英検準2級や3級からやる。そういう長文を辞書使ってたくさん読めば、「出る順」に覚えます。そう思いませんか?読むのが手元になくなれば(それくらいたくさん読んでほしいですが)先生に、もらってください。先生はよろこんでくれますよ。問題を解くのが面倒くさいなら読むだけで十分です。逆に、問題を解くことを目的にしないで、「読み物」として読めば、案外面白いですよ。

 

 さて、辞書使って読むときの注意があります。 それは、辞書使ってもよくわからなかったら、とっとと飛ばして読み進めるということ。文章が全部わからなくても気にしない。半分わかれば上出来です。最初は半分以下でもいい。だまされたと思ってとにかくたくさん読んでみてください。数ヶ月後には「あれ、いつの間にこんなに読めるようになったんだ」って気づくはずです。

 

 英語の先生は「辞書を隅から隅まで見て、納得できる意味を見つけましょう」とか「品詞にも注意しましょう」とか「例文を必ず目を通しましょう」と言いますが、これ、全部無駄です。いやいや無駄どころか害になる。そんな時間は、忙しい高校生にはありません。よくわからなくても、何十回と出会う中で、わかるようになってきます。1つのことを時間をかけてやるのではなく、その時間でその分多くの英語に触れるのが大事なんです。

 

 確かに、品詞によって意味が変わったり、日本語にするといろんな意味になる単語もあります。でも、文脈から何となく想像はつきます。逆に、1つの単語の意味にこだわりすぎると文脈を読む力がなくなります。だから、マジメに単語の勉強や文法の勉強ばかりしている人は、長文の力が伸びないんです。周りにもそういう友達いっぱいいませんか?

 

 たくさん読むことで、単語力はつきます。もちろん読解力もつきます。さらに、文法力もつきます。「文法は関係ないでしょ?」と思った人もいるかもしれませんが、これはまた別に機会に。

 

 そうやって辞書を使いながら単語力をつけて、並行してネットでいろんなものも読んでみましょう。どんなのを読めばいいかって?自分が好きなもの、知っているものがいいと思います。サッカー好きならサッカーのニュース、洋楽好きならミュージシャンのサイトとか、ちょっとググればいくらでも英語のページ出てくるでしょ。内容をある程度知ってるものがいいです。例えばサッカーの試合をみたらその試合についての記事読むとかね。

 

 それでも何を読めばいいかわからないという人は、簡単な英語で書かれたニュースサイトがあるから、それを読んでみれば?このNews in Levelsは超おすすめです。また、TEDの動画スクリプト(台本)も読めます。まず日本語字幕で動画を見て、その後に、英語スクリプトを辞書使って読めばいいでしょう。  また、例えば、ハフィントンポスト日本版などは、アメリカ版を翻訳した記事があります。(「US版に掲載」と検索すると出てきます。)先に日本語でざっと読んでおいて、下の方のリンク(↓画像)の「ハフポストUS版」のリンクから英語版の記事に行って英語を読めばいいのです。

  

 あと、入試レベル、教科書レベルよりも、もっともっと簡単な本を、辞書を使わずに、それも、自分の好きな本を読む、という「多読」も平行してやってください。1、2年のうちはむしろこの「多読」をたくさんやった方がいいです。多読をして(「多」ですよ!最低週に3時間程度)、教科書8割程度理解しておけば、高3で上のやり方をやれば、十分です。どんな「難関大学」に必要な単語も身につきます。実際、難関大学に受かった人で単語本はほとんど使わなかったという人も結構いますよ。先輩にも聞いてみてください。私自身、難関大学に現役で受かって、英語以外の言語も専攻して、教員採用試験も一発で合格して、教員になってから英検1級、TOEIC990とりましたけど、今まで単語本で単語覚えたことは一回もありません。(恥ずかしながら買ったことはありますけど、3ページ以上進んだことがないのです。単語本が無意味だと気づくまでに3冊買って、捨てました。)

 

 英語の先生を見ていても、単語本が無駄ということはわかりますよ。単語テストが大好きで、毎週毎週テストをして、赤点の人には追試をやらせてる先生が、授業の予習で辞書使いまくっている。教室に辞書持ってきて生徒の目の前で辞書をひく先生もいるでしょ?ほらね、単語本で覚えなさいという先生自身が、単語力ついていないんですよ。大学に合格して、大学で英語を専攻して、さらに先生になって何年も教えていて、それでもいまだに辞書が必要。おかしいと思いませんか。

 

 ユメタンも無駄、シスタンも無駄、キクタンも無駄、ソクタンはまぁ使い方によってはいいかも知れないけどやっぱ基本は無駄。とにかく単語本で単語を覚えるのは時間の無駄。もし使うとしても、入試直前、12月や1月に「最終確認」としてやるくらいでいいです。その時に覚えていない単語は無理矢理覚えて、忘れないうちに入試を受ければいい。 それまでは、たくさん「読んで」覚えましょう。 単語本にらめっこしている時間があったら、他教科の勉強するか、日本語で本や新聞読んだ方が、受験には役立ちますよ、絶対。

 

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