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やさたく!(やさしいものをたくさん!)が「科学的学習法」

高校の英語の先生は、とにかく「難しい」ものをやらせようとします。これ、ここだけの話なんですけど、英語ができない先生ほど、難しいものをやらせようとする傾向があるのではないか、と、長年の英語教師観察の結果、私は確信しています。先生自身ができないような問題集や教科書を採用して、自分はちゃっかり「教師用解説・解答集」を見て授業をしている。生徒が「難しい!」というと、「これくらいやらないと大学には受かりません」と。。。思い当たることありませんか?(笑)

 

でも、「第二言語習得理論」の権威、クラッシェン大先生によると、これ、大間違いなんです。

 

言語習得は「理解可能なインプット(Comprehensible Input)」つまり、「やさしい」ものを大量に「浴びる (Exposure)」することによって起きる、と、大先生は言っています。文法の規則を覚え単語を覚えても、絶対にできるようにはならない、数々の研究が証明している、と。。。

 

こんなインタビューがpodcastであったのですが、ぜひ、英語の先生に聞かせてください(これを聞いて理解できる先生は、残念ながら少ないと思いますが)。

 

みなさんも、内容わからなくていいから聞き流してみてください。Comprehensible Input(「わかる」Input)と何度も言っています。なかなか熱いおっさんです。

 

「わかるレベルの、やさしいものを、という説は今まで相当批判された。だけど、オレはその全ての批判に答えてきた。オレのHPを見てくれよ。全部答えてるから。それに、国の教育政策がアホすぎるからオレは戦ってんだ。政治家に手紙を書くし、新聞にも投書しまくっとる。あんまり相手にされてないけどな。でも、投書数でギネスにのったるわい!」と、かなり面白いこと言っています。

 

日本の例も出てきますね。日本の成人学習者に、多読をさせたところ、日本で有名な英語力テスト(英検なのでしょうか?)で得点がかなりあがった、ということも言っています。

 

私を含め、多読授業を実施している高校の先生からの報告によると、進研マーク模試や、ベネッセGTEC、英検のスコアも、やさしいものをたくさん読む「多読」と勉強の組み合わせで一番伸びる、とのことです。

 

クラッシェン大先生が言うように、難しいものだけやっても力はつきません。

 

やさたく!

 

つまりやさしいものをたくさん、が科学的なやり方なのです!

 

やさたく、だから、「ゆるなが」になる。その結果、力がつくのです。

 

先生もできないような難しいものをやらされ、無理!な量の暗記をやらされるのは、昭和の時代の「巨人の星」の世界です。21世紀にそんなことはやめましょう。

 

ちなみに、大先生のこんな本もあります。私は英語で読んだので、もしかしたら翻訳が「クソ」かもしれませんが、読んでみてください。

読書はパワー

読書はパワー

 

 

The Power of Reading: Insights from the Research

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