だから単語はやめましょうよ。。。
毎朝通勤電車の中で「単語帳」を読んでいる高校生を見かけます。おそらく小テストがあるのでしょう。
今朝は何と、サラリーマンまでも単語帳を見ながら、紙に同じ単語を何度も書いています。TOEICかなんか受けさせられるのでしょうか。
何百万回でも言いますが、
単語をいくら覚えても英語はできるようにはなりません!
いや、ちょっと違うな。。。
単語帳では単語は身につきません!
単語帳をやって記憶できるのは、英単語の「日本語訳」、あるいは日本語単語の「英語訳」です。それも、一時的に記憶されるだけで、それが消化されて実際に「使える」力にはなりません。
ではどうやって単語が「使える」、つまり読んだり聞いたりしたときに意味を理解したり、何かを伝えたいときにぽっと出てくるようになるんでしょうか。
それはもうMeaningful Use、つまり言葉を言葉として使う以外ないんですよ。
よく言われることですが、私たちが人の名前を覚えるときには、名前だけを覚えているのではありません。その人といろんな「関係」をもちながら覚えているんです。だから実際は名前だけを記憶しているのではなくその人と自分の「関係」「経験」が記憶されるんです。
単語だって同じです。使いながらじゃないと覚えません。
「でも、多読では辞書使うなっていうし、使いながらといってもそもそも手持ちの単語が少ないから使うことすらできない。」
という方も多いでしょう
いやね、多読で「辞書使うな」というのは、この記事(辞書が手放せない日本人)
で書いたように、日本人は辞書中毒になってしまっているから、あえて最初は「辞書は使わない!」ことで「曖昧さを受け入れる」のを体感してもらうって意味なんです。
今は電子辞書どころか、iPhone内臓辞書とか、Weblioポップアップ辞書とか、簡単に使える辞書もあるので、多読しながら「よく出てくるけど、どういう意味なんだろう」と思ったらパッと辞書を見てもいいと思いますよ。ただし、辞書をひくことで「覚えよう」と思ってはいけません。あくまでMeaningful Useです。お勉強マインドセットではなく「ゆるなが」マインドセットです!
言葉を身につける際の「暗記」は、あくまでincidental learning(→無意識学習?? )
が第一です!
あ、大学入試を控えている受験生のみなさんはそんなこと言ってられないでしょうから、この記事に書いたやり方で単語を増やしましょう(大学入試必勝法(英語)!① )