それでも文法は勉強しない!
しつこいようですが、また文法の話。
私が勤めている高校では、高1から大変な量の文法の勉強をさせています。1年から3年まで毎週2時間文法の授業があります。授業以外でも宿題やテスト範囲ということで3年間で10冊近くの問題集をやらせています。
で、センター試験の結果分析会をやると、毎年業者から「貴校は文法・語法が弱い、というデータが出ています」と言われています。ウソではありません。
入試ですらこの調子です。文法を勉強しても、文法問題ができるようにならないのです。英語を書かせても、文法は悲惨です。中学で習ったはずの文法すらできていません。
この本では「文科省がコミュケーション重視の方針のせいで、中学でしっかり文法を教えなくなった。このままでは英語教育が破綻する!」ということが書かれています。
中学校でEXPOSUREしないで「英会話」ごっこをやっているのだとすれば、そりゃ破綻します。小学校から「英語」を導入するのも、私は大反対です。しかし、今までの「文法中心主義」では英語が使えるようにならないのは事実。そして、実際中学生はたとえ学校で文法やらないとしても、塾でしっかりやっています(少なくとも今私が教えている生徒は)。
1年だけでいいから、文法は考えずに、ひたすら「好きなこと」で英語を浴びてみませんか?そうすれば、私の言っていることがわかっていただけると思います。
歌詞つき動画でカラオケなんかも「文法を身につける」ためにはいいと思います。「leave O 過去分詞」なんていう第Ⅴ文型で目的格補語が過去分詞という、文法マニアの英語の先生なら鳥肌が立つような文も入っていますよ!(笑)
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