東京オリンピック
東京オリンピックですね。東京都は、オリンピックまでに若者の英語力をあげるんだ!とがんばって多額の予算を使って「英語教育の充実」に取り組んでいるようですが、でも、いくら教育委員会ががんばっていろいろやっても、学校の先生が「大学入試があるんだから、英会話なぞやっている時間はない!」なんて言ってる状況じゃどうしようもなりませんな。
みなさんは、別に英語教育なぞに期待しなくても、気持ち、つまりマインドセットを変えるだけで大丈夫です。
「ゆるなが」
です。外国人と「国際共通語」である英語を話すときには、「ゆるながマインドセット」。相手がもし本当にあなたの話を聞きたいのであれば、たとえなまっていても何度も聞き返して必死で聞いてくれるでしょう。もし「プイっ」とされたら、そんな人に親切にする必要などありません。そんな人に「お・も・て・な・し」など「MOTTAINAI」ですよ。
いや、やはりネイティブに冷たくされたという話をいろんな方から聞きました。私ももちろんそういう経験はありますよ。若いころは落ち込みましたさ、それは。でも、ノン・ネイティブの人とたくさん話す中で、なぜか自分の英語はノン・ネイティブの人には普通に通じてます。具体的に言えば、中国、台湾、韓国、ベトナム、タイ、ミャンマー、ベナン(!)、フィリピン、スペイン、フランス、ベルギーくらいかな。もちろん「え?何?」と聞かれたことくらいはあるでしょうけど、冷たくされてこちらが嫌な気分になったという記憶はありません。名誉のために言っておきますが、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダの人も、もちろん、ほとんどの人は、別に冷たくせずに、話聞いてくれますよ。
まぁオリンピックのときは、いろんな外国人と「国際共通語」で話してみましょう。「プィ」っとされたら、「ここは江戸だってんだ。おとといきやがれ、てやんでぃっ!」とでも言ってあげましょう(笑)。
そういえば、2002年日韓ワールドカップのときも街はグローバルでしたね。私は埼玉に、イングランド・スウェーデンを見に行ったのですが、麻布十番で地下鉄に乗った瞬間、イングランドのユニフォームを着た小太りのおじさんに「This train goes to the stadium?」と聞かれ、ついうっかり英語で答えてしまったがために、道中一時間半、イングランド・フットボールの自慢話を聞かされました。言ってることがわからないときには「はぁ?」と何度も聞き返しましたが、必死で話してくれました。私がKevin Keeganにautographもらったとか、第1回Toyata CupでNottingham Forestを東京で見たとか話したら、うんうん、と聞いてくれて最後にはぎゅっとハグされてしまいました。もちろん、嫌な顔など一度もされませんでしたよ。
「その発音では通じない」
「その英語ネイティブにはこう聞こえています」
「文法を間違えたら教養がないと思われる」
こういうこというのは、日本人の「英語専門家」つまり、「英語ムラ住民」だけです。脅迫ビジネスにのっかってはいけません。
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